回復期リハビリテーション病棟開設にあたりご挨拶申し上げます

令和5年4月より34床の回復期リハビリテーション病棟を開設することと致しました。経緯といたしましては、京都府より山城南医療圏にて回復期病床が不足していることが示されました。将来の医療需要に応じた医療提供体制を整えるための地域医療構想調整会議にて、当院が回復期機能の役割を担うべきとの意見をいただき、京都府の許可を経て運用することとなりました。
　病棟の設置場所につきましては、現在の病院内には転用する病床はなく、やむなく隣接する介護老人保健施設やましろの4階フロアの34床を、関係する構成市町村その他大勢の方々のご理解のもと、転用させていただくこととなりました。この場をお借りし、厚く御礼申し上げます。
　「地域住民と一丸になって、住み慣れた地域で暮らせる希望を持ち続ける、質の高いリハビリテーション医療を提供する。」を理念として掲げました。
　不幸にして骨折や病気にて不自由になられた際、再び住み慣れた地域で暮らせるのか、不安な気持ちが心をよぎるものと想像されます。急性期の治療に続き、回復期リハビリテーション治療を受けていただくことで、その希望をかなえていただきたいと考えています。
　引き続き、地域の中核病院としての使命を果たし、地域住民の方々に安心して受診いただける医療機関として、質の高い医療を提供してまいります。